中高年は会社にギャップを感じる(①-2)

中高年が会社の若者とギャップを感じているイラスト

以下のような悩みはありませんか?

  • 今の会社は中高年に冷たい
  • 年功も少なくリストラが不安
  • 会社の変化が速すぎて驚く

若い時には中高年が報われる仕組みで、いざ中高年になると正反対。
会社で報われにくい世代ですよね。

多くの場合、現代の中高年が会社に適応するのは容易じゃありません。
なぜだと思いますか?

昔より会社にギャップがあるからです。

現代の社会変化は速いため、以下2つのような現象が起きます。

  • 若い時に学んだスキルは陳腐化
  • 次々と新しい適応が必須になる

もちろん時代が変わった以上、ギャップに適応しなければなりません。
事実、取り組んでもいるでしょう。

ただ、適応が難しいケースもあります。
一概に努力不足と考えず、苦労する本質を知るべきです。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

昔と今では、会社の状況が何かと変わっています。
私もリスキリングの連続です。

中高年は会社にギャップを感じる…
ギャップの根本を知り、会社依存にならない対策を進めましょう。

ねこきち君
ねこきち君

中高年が入社した時(若い時)を確認するニャ~
昔の制度や文化にも注目ニャ!

「会社は家族」と言われた時代

会社のマークと4人家族のイラスト

会社(経営者)の視点

親子関係で考えれば、親の立場にあたると考えられるでしょう。
従業員への権限と責任をもちます。

以下は、昔の会社に多かった特徴です。

【生活面】

  • 定期的な社員旅行や懇親会
  • 社宅や保養施設の優遇利用

【仕事面】

  • 独特かつ属人的な社内スキル
  • 技術習得には時間を要する

生活面は、法定外福利厚生の充実が特徴的でした。
(良し悪し、好き嫌いとは別の話です)

仕事面は、終身雇用や年功序列と整合性がありましたね。
(時間をかけた貢献と報酬が一致する)

総じて会社は、従業員の生活や仕事に寄り添っていたスタンスです。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

昔からの慣習などで、何かしらは後年まで残ります。
私は20代・30代の頃、昔からの制度を経験しました。

「会社は家族」のモデルが、長く標準的な会社経営とされていたのです。
(当然、従業員もその意識でいます)

従業員への責任で言えば、現代よりも多く引き受けてくれた時代でした。

ねこきち君
ねこきち君

今は利益にシビアな時代ニャー
昔からある会社も、以前のような余裕はないニャ!

従業員(雇われ側)の視点

親子関係で考えれば、子の立場にあたると考えられるでしょう。
会社に生活を守られる形ですね。

昔の会社は、以下の2つが重要でした。

  1. (自分で考えず)指示通りやる
  2. 何事も「石の上にも三年」で我慢

「1」で指示待ち人間に育っても、終身雇用であれば問題ありません。
(社外に出て困りはしない)

「2」は会社(仕事)で我慢さえすれば、年功序列にて報われます。
(状況を問わず、我慢が美徳でした)

つまり会社に従えば、生活が保障された雇用環境だったわけです。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

年功給の要素が高いですね。
従業員の人生ステージを考慮した給与体系です。

昔ほど成果は二の次で、年功(勤続年数や年齢)で評価していました。
(良し悪し、好き嫌いとは別の話です)

「真面目に働けば出世する」…そんなふうにも言われた時代でした。

ねこきち君
ねこきち君

今は成果やITを重視ニャ!
昔とは大きく変わったニャー

中高年のこれまでの歩み

これまで、会社と従業員の視点それぞれから見てきました。
昔の“当たり前”を思い出しませんか?

昔と今で、会社と従業員のギャップを端的にまとめます。

時代会社従業員
昔(若い時)会社は家族年功を重視
今(中高年)利益追求型成果を重視

昔と今の差が大きい会社ほど、適応が難しくなるわけです。
順応性が高い若手の時ならまだしも。

若い時には年功給で抑えられ、中高年になった現代では疎まれます。
今は自己責任でリストラの的です。

「バブル~就職氷河期」頃の入社組が、今の中高年の多くを占めますね。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

バブルは経験していません。
就職氷河期が直撃しました。

ギャップの根本は、今の中高年と社会変化のタイミングにあります。
(一概に努力不足とは言えません)

ただ、理解してもらえない会社だと、中高年への当たりは冷たいでしょう。

ねこきち君
ねこきち君

中高年で負担が集中ニャー
現代の会社勤めは大変ニャ!

三種の神器は大きく変わった

高度経済成長期と現代社会をイメージするイラスト

昔の高度経済成長を支えた制度

「終身雇用」、「年功序列」、「企業別組合」などです。
時代に合った制度として成功しました。

主に、以下の5つがうまく機能します。

  • 人口構成
  • 国の(潜在)成長力
  • 経済政策
  • 世界情勢
  • 当時の人心

国内外で大きな需要があり、安定的な供給体制が肝要でした。
そこで三種の神器(日本型経営)です。

国や人口に勢いがあり、現代ほど生活や価値観の多様化もありません。
のちに国民総中流社会を実現します。

長く有効に機能した手前、制度を大きく変える時期は遅れましたね。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

働く側に恩恵も多い制度です。
ただ、環境が変わった現代では、その弊害が生じます。

今の会社制度と違い、従業員の依存度を高める制度でした。
(旧来の制度に慣れた人ほど大変です)

現状に疑問をもち、打開すべく自助努力をする意識が希薄になります。

ねこきち君
ねこきち君

もう会社任せは卒業なのニャ~
これからは主体性が大事ニャ!

今は自分で神器を備える時代

現代は、昔のような国レベルの絶対的神器がありません。
「個」の時代になりました。

事実、神器の性質が以下のように大きく変わったと思います。

【高度経済成長期】

  • 会社が従業員に用意した制度

【現代】

  • 従業員が備えておくスキル

高度経済成長期の神器(終身雇用、年功序列、企業別組合)は制度です。
「会社は家族」でしたからね。

現代の神器は、(国全体でなく)業種、会社、個人で異なります。
「各々で何が必要か?」です。

昔と今の神器を比べても、会社の従業員へのスタンスは大きく違います。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

私たち中高年も、各自に必要な神器を備えましょう。
自分が望む将来から逆算して、何を学ぶか考えます。

以前、「IT」、「会計」、「英語」の三種をよく耳にしました。
(実際、自分の仕事次第だと思います)

私は「IT」と「会計」に加え、(英語ではなく)「経営」を学びました。

ねこきち君
ねこきち君

神器は数の問題ではないニャ!
必要なものだけで十分ニャ~

中高年は今の神器(IT)が壁

今の時代、仕事で何かしらのITを使う機会は多いでしょう。
特にパソコンがいい例です。

以下のようなシーンで困りませんか?

  • パソコンの設定や環境変更
  • なじみのないソフト(アプリ)
  • コミュニケーションツール
  • クラウドを使った共同管理
  • イレギュラー画面になった時

ある意味、仕事の本質(目的)とは関係ないことだったりします。
やり方やツールは「手段」ですからね。

ただ、会社だと常に「周りと合わせる」必要があります。
これは会社員なら仕方ありません。

今後の社会でも、ITは優先度の高い神器であり続けるでしょう。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

私自身、超アナログですが…
仕事上で必要なITに関しては、これからも学び続けますよ。

ITは日々進化(変更)するので、たびたび扱うシーンが発生します。
(要求されるレベルは会社次第です)

特に私たち中高年は、こうしたIT作業が一つの壁(課題)になるでしょう。

ねこきち君
ねこきち君

ITは継続的に学ぶことニャ~
簡単なことから少しずつニャ!

リスキリングに追われる中高年

リスキリングに追われる中高年のイラスト

昔の教えは属人性が高い

昔はOJTだけで、一人の上司が全てを教える形も珍しくありません。
今より汎用性や計画性が低い時代です。

主に、以下3つの理由が挙げられます。

  • その会社独特のやり方が多い
  • 上司の意向に左右される
  • 勘や思い込みの教えもある

昔はITなどによる標準化も難しく、属人的なスキルになりがちです。
社外で通じるスキルとは限りません。

上司も時間に追われるため、隙間時間で急に開始・終了もあります。
まとまった理解が難しい状況です。

能力開発が整備されている現代とは、どうしても差があったでしょう。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

早出で教えてくれた上司の方。
我流でも熱意ある指導でした。

ただ、その会社固有のスキルも多く、現代ではITで代替されてもいます。
(若い時に学んだスキルの陳腐化)

今の中高年にとっては、長期的なキャリアになりにくかったでしょう。

ねこきち君
ねこきち君

若い時の経験が活きないニャー
中高年で“新人”状態ニャ!

今は画期的で多彩な能力開発

今は能力開発ひとつとっても、複数の担当者で綿密に行う形が多いです。
従業員のキャリアを考慮して進めます。

特に、以下の2つは画期的です。

  • オンライン研修(個人/集合)
  • e-ラーニング(自習)

現代では「何が画期的?」と思うかもしれませんが…
今の中高年が若い時にはなかったです。

ITツールを用い、能力開発の内容や程度に応じて提供されます。
階層や所属なども考慮しつつ。

若い時からこの環境があれば、キャリア形成とIT慣れに貢献しますね。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

今は汎用性の高いスキルなど、会社から体系的に学べます。
とはいえ、中高年にはギャップが大きいのです。

昔の教育で中高年まで来た人が、急に今の環境に置かれても戸惑います。
(今の“当たり前”に慣れていない)

中高年のリスキリングに対しては、会社や若手の理解も重要なのです。

ねこきち君
ねこきち君

周りの理解がないと大変ニャ!
白い目で見られるニャ…

中高年は社外に通じるスキルを

いずれにせよ、中高年としては必要なスキルを身につけましょう。
社外でも通じるスキルが必須です。

昔と今で、会社と中高年のあり方を端的にまとめます。

時代会社中高年
昔年功序列社内スキル
今若手重視社外スキル

昔の年功序列とは違い、今の会社が若手重視なのは周知の事実ですね。
中高年は会社を追われる立場ですから。

生活を守るため、(在職中でも)社外で通じるスキルを学びましょう。
リスキリングは中高年を助けます。

会社に依存しないで生活できる「根拠」を準備しておこうという話です。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

私は社長の退職圧力を受けて、準備を進めましたが…
もっと前の段階から、自発的に始めるべきでした。

リスキリングの目的は、今の会社にしがみつくためではありません。
(今の会社にこだわらないこと)

この先に取れる選択肢を増やし、自分の仕事人生を延ばすためです。

ねこきち君
ねこきち君

まだまだ長い仕事人生ニャ!
自分で切り拓く力も必要ニャ~

最後に

本記事(①-2)は、会社と中高年のギャップを解説した記事です。
現代では折り合いにくい関係でしょう。

さすがの<br>アナログ
さすがの
アナログ

中高年の雇用は、今後ますます不透明な状況です。
会社は性質が変わりましたね。

一方で、変わらない問題点もあります。
>>①-3 職場はやるせない理不尽ばかり <<

ねこきち君
ねこきち君

①-3は作成中なのニャー
記事が完成したら、青いリンクに変わるニャ!

会社に所属する必然性はありません。
これまでの“当たり前”は、これからの「当たり前」ではないです。

※「記事一覧」へ